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日本と中国を行き来する西村社長コラム~鉢物専門花店にチャレンジ

2020 年 5 月 11 日 月曜日

これから鉢物に特化した販売店を開設すべく計画を進める予定です。場所は日本ではなく中国上海で建設を進める大型ショッピングモールの屋上庭園です。日本では郊外型ガーデンセンターが有名ですが、中国の都市型花店では日本と同様に切花を用いた花束メインの商品を扱うのに対し、今回は切花を一切置かず、デザインに注力した鉢物のみを販売する店舗作りを目指します。

計画立案に向けては当然都市型高級店を目指す訳ですが、以下のコンセプトで臨むのが良いと考えています。
①高級感の創出。こだわりの鉢と植物を一つ一つデザイン性を持って作り上げる。大量生産商品を置かない。従って別途商品開発・加工・養生育成場所を確保する。
②植物インテリア。ギフト、オフィス向け商品とともにホームユースはリビングや窓際など装飾としての機能にこだわる。
③ネット販売のための実売旗艦店。店舗拡大による売上増を目指すのではなく、他の花店等への商品卸やネット販売向けのベース店舗としての位置づけとする。
④顧客対話型サービスの徹底。中国では高い客層を狙うのは当たり前であり、高級洋装店と雰囲気を合わせたサロン風店作りとともに接客サービスが重要。日本では当たり前のサービスがこちらでは大きな感動を呼ぶものと考える。
⑤規格化を徹底して避けたオリジナル商品。植物の大小、形、色のほか飾る場所や環境に合わせた商品作りの徹底。鉢への植え込み加工後、少なくとも半年間は完全に根付き少々のことでは枯れないことが重要。

これらのコンセプトで運営できれば、安定して顧客獲得ができると思いますが、リピート層の拡大には形が崩れたり、弱った購入商品の再生サービスやギフト向けの配送サービス等も重要になってくるかと思います。顧客向けDIYスクールや植物に関する知識向上のためのミーティングなどを定期的に開催するのも効果があるかもしれません。
現在こちらでは日本のJFMAとの合作による日本の花き産業における様々な技術や人材導入による新しいマーケティングシステムを構築する案が浮上しています。このようなトライアルに日本も少しずつ参画していくことが重要ではないかと思います。この店舗開設の結果がどうあれその情報を糧にして精進して参ります。

MPSニュース2018年5月号掲載


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