セミナー, トピックス

2013年国際セミナー報告

2013 年 6 月 29 日 土曜日

2013年法政大学にて恒例の会員総会と国際セミナーを行いました。ご出席いただいた皆様、本当にありがとうございました。
今回はオランダよりゲストを招いて、プログラム「急成長したユンボスーパ‐マーケットが花き販売を伸ばした秘密」~サプライチェーン分析と日持ち保証販売~を熱くご講演頂きました。詳細はJFMAニュースで御覧ください。

■挨拶    法政大学経営大学院教授 小川 孔輔氏
■来賓挨拶 農林水産省生産局花き産業施設園芸振興室 室長 川合 豊彦氏
■日持ち保証現状について MPSジャパン株式会社 代表取締役 松島 義幸氏
■講演 「サプライチェーン分析と日持ち保証販売」 
                ユンボ 花き部門 マネージャー ポールスウィンケルス氏

 

■対談 「日本花業界への提言」
                   法政大学経営大学院教授 小川 孔輔氏
                   ユンボ 花き部門 マネージャー ポールスウィンケルス氏
                   クリザール・ジャパン株式会社 取締役副会長 海下 展也氏

 

■発表者:ユンボ 花き部門 マネージャー ポールスウィンケルス氏
■タイトル:「サプライチェーン分析と日持ち保証販売」 
■概要
ユンボ・スーパーマーケットの創立・創業は1921年。卸売業をやっていましたが、ユンボスーパーを始めて2002年からホールセラー・小売業となりました。小売としては10年ちょっとです。やれることはまだまだあると考えており、「最高のサービス」「幅広い品揃え」「最安値」の3つを従業員一丸となって実現しています。最も重要な事は「お客様が何を望んでいるか?」。これがユンボのユニークな経営方式です

 日持ち保証販売を始めた私たちの動機は何でしょうか?それは、売っている花のクオリティが低く、顧客満足がよくなかったからです。私たちには「改善し続ける」「花の部門を止める」という2つの選択がありましたが、前者を選びました。「花」という商品がお店の顔になれるよう、「ユンボには必ず花がある」と覚えてもらえるようにしたいと思いました。花を買うためにスーパーに来てもらえたら、とても嬉しいし、誇りになるからです。 では、日持ち保証を導入するにあたり、何をしたでしょうか?私たちはパイロットをやらず、そのままいきなり投入しました。オランダの消費者の50%は花屋で花を買いますが、7日間保証をすることにより顧客を取り戻せるのでは?と思いました。私たちに退路はなく、進むだけでした。ステッカーが全ての商品についており、保証日数や採花日が表示されています。店舖有効期間は4日。クレームがあったときは、その商品がなくても、レシートがなくても、商品を取り替えます。ミックスブーケの組み合わせも非常に研究し、どの組み合わせがよいのか?を研究しました。モノブーケの場合は、流通段階をモニタリングして日数を決めることができますが、ミックスブーケはそうではありませんから。また、私たちは150アイテムを常に品揃えし、1500以上の商品を扱っています。こちらで用意している商品だけでなく冠婚葬祭や、欲しいと言われた商品なら何でも取り寄せます。

 色々な実験を通してわかったことは、サプライチェーンの距離はなるべく短いことがベストであるということです。何かあると一番責任を負わなきゃいけないのは生産者で、次は小売でした。そのため、生産者と小売でタッグを組んで、品質を向上しようと考えました。「棚割をどこにするか、量をどうするか」などこちらから生産者に課題を与え、どうしてほしいかを常に伝えます。逆に、彼らからも自分のつくった商品のPRについて意見してもらい、こちらも受け入れるという方法をとります。

 商品は、レジからのデータと棚割計画による自動補充です。レジデータの内容を受けて、物流センターで他の商品と一緒に混載され、週6日配送されます。温度は2℃で、スケジューリングは1日5回。これをすることによって、お店が在庫管理をする必要が無くなっています。

 花の消費者市場は、50%以上が花店の手の中です。日持ち保証販売を強化し、売上をさらに2倍にしたいと思います。

 

■対談 「日本花業界への提言」
                   法政大学経営大学院教授 小川 孔輔氏
                   ユンボ 花き部門 マネージャー ポールスウィンケルス氏
                   クリザール・ジャパン株式会社 取締副会長 海下 展也氏

 

海下:比較的花を多く買うオランダで、2006年にユンボは花売場を改善しようと考ました。「最高のサービス」「品揃え」「最安値」、この3つを全て実施すると決めた時に、まず何をしたか教えて下さい。

ポ‐ル:まずは、日持ち保証を6日間から始めました。6日間なら間違いないと思いましたが、そうではなかったです。これはずいぶんとリスクがある販売方法だと感じたのですが、消費者の方はそもそも日持ち保証に期待していなかったので、それにたいして落胆するお客様はいませんでした。そこで、急速に改善することにより、消費者の方が驚いてくれました。「本当にできたんだね」と。それが口コミで広がり、広告にも掲載されました。中には保証を悪用する人もいますが、それでも口コミで広がれば、それは私たちにとってメリットがあります。 (対談は一部抜粋して載せています。)以上

 詳細は JFMAニュースにて。会員様に、毎月会報をお送りしています。 


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