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セミナー報告

第54回 モーニングセミナー


 「IFEX2007/GARDEX2007の分析・総括」-2007年の振返りと今後の展開-

              講師:法政大学経営大学院 教授 ・ JFMA 会長  小川 孔輔 氏
       

日時   :2007年 11月13日(火)9:00~10:30

場所   :法政大学新一口坂校舎


 挨拶・報告: リード エグジビション ジャパン 土居取締役

第4回でIFEX2007は出展者が732社と過去最高となり、昨年より5,600名増の29,648名が全国より来場した。
Gardex(ガーデン&エクステリア)が同時開催され、園芸店やホームセンターの来場が多く見られた。また商談だけではなく、多くのマスメディアに取り上げられ、情報発信の場として確立された。来年も更に規模を拡大して開催する計画で引き続きのご支援をお願いしたい。

IFEX2008/GARDEX2008 目標
出展社 850社   来場者 35,000人

JFMAの活動とIFEX/GARDEX

 もともと切花のイメージが強いJFMAが4年目にしてガーデン・エクステリア関係と一緒になることが実現した。お花の個人消費金額世界一へという、JFMAの目標のため、花育、フリーペーパーの発行、MPS、輸出への取組など様々なプロジェクトの中で若い人たちが力を伸ばして行き、その総括がIFEXと捉えている。
IFEXの役割は
①世界に発信する国際展示会を目指す!・・・
  - 世界中の良いものを日本とアジアへ、日本の極上のものを世界へ -
  日本へ来ること自体がアジアへの紹介になる。一方、日本には良い商品、デザイン、アイデアが沢山あり、世界に向けて発信するベースができている。IFEXがセンターとなり、ベターなものを世界から日本へ、ベストなものを日本から世界へ発信する情報の場になりつつあるし将来なるであろう。
②もっとお花を楽しんでもらう情報発信の場、考える場とする ⇒ 商談の場として最大限活用する

人々が集まって交流して商談が発生する。今回初めてIFEXに参加したイギリスの出展者から、現地のニューズレターに、IFEXは 期待をはるかに超えた日本の展示会であると紹介されていた。人と人との交流の場になり、長期的展望の商談のみでなく、その場でも商談が成立した。

IFEX/GARDEX 2007の進展

2004年のスタート時、20,000人であった来場者数が35,000人を超えた。またメディアの関心も高く、花き業界紙国内34媒体、海外22媒体の他、一般紙10媒体、テレビの注目率も高かった。NHKの国際放送にも取り上げられ、来年以降、海外からの来場者、出展社が増えるであろう。   世界の展示会を比較すると、今年明らかになったことは、ホルティフェアがIFEX/GARDEXの開催時期にぶつけてきたにも係わらず、後発の展示会であるIFEXを選んで出展してきた海外からの出展社が多く見られた。また今年、中国の展示会から世界の種苗メーカー離れが見受けられ、情報量も少なかった。海外からIFEX/GARDEXへ来て海外の人と商談する形ができつつあり、お花に関してのアジアの情報センターとして位置付けられた。

IFEX/GARDEX専門セミナー

今年の専門セミナーの特徴は、新しい講師陣でテーマを設けた。サザビーをはじめとする花の近接分野のノウハウ、考えをもらった。良い情報を提供する努力の結果が実り、セッション数24、受講者数1,743名と昨年の倍で過去最高となった。またJFMAブースでの柴田氏のフラワーアレンジメント・ワンポイントレッスンは、常時100名以上が集まり、業界のニーズを感じとることができた。  以下柴田氏の弁。『20年前から一輪挿しに花を生けているが、少し花を知っている人が見ると、「えっ」と気がつく事が多い。若い人が花を学ぶ機会が減り花の文化が衰退している中、花の扱い方を知らせる事が使命と感じている。』

日本の花き産業の現状と課題

IFEXで輸入花きを日本に紹介することは悪いことではない。センターである限りは、世界に対する責任があり、海外からの情報受け入れ、国内からの情報発信をしなければならない。 また輸入花きの品質が上がって行く変化を、国内の生産者が見ることは決して悪いことではない。国内で消費する切花、ガーデン用品の品質が上がって行く。世界がどの方向を向いているのかを見なければならない。但しいろいろな問題点も抱えている。価格の低迷、コストアップにどう対応するか?付加価値を付けて行かなければならない。そして全体的にお花の消費を拡大していきましょう。付加価値を付けるマーケティングをしていくのがIFEX/GARDEXの役割と考えます。IFEX/GARDEXは『海外のいいものを日本とアジアに、日本の極上のものを海外に、そして付加価値を付ける』をキーワードにして行きたい。

今年のIFEX/GARDEXの特徴

商談の場に加えて、情報発信に注目!
1.ガーデン、エクステリア部門を強化してGARDEXとして開催。
2.海外花きが価格に加えて品揃えと品質で攻勢。
3.県単位の出展が増え、県、JAが纏まって国内産地が輸入花きに対抗して国内産を アピール、独自育種で対抗。
4.新しい流通(ロジスティック)の提案。
-在宅せり、鮮度流通、共同仕入/販売・ネット販売が好評でビジネス成果も高かった。
5.環境関連増加、顧客が多く集まった。
-MPS承認、微生物資材、バイオマスレンガ、など
6.大手種苗会社出展による新品種の発表。・・・新しいものを発表するのがIFEXの強み。
7.プリザーブドフラワーの攻勢。

出席者の意見から

・「価値の創造」が必要! (昭和花き研究所 菅家代表)
 各都道府県の出展が増えている。今まで表現する場のなかった生産者が、この展示会の場で表現できる、情報発信できることの意義は大きい。付加価値がお金になることを自分たちで知ることが大事。これからは、「価値の創造が必要!」。

・フラワーアレンジメントショー トレンド発信で若手の登竜門に!(花道家 大久保有加氏)
ビジネスショウでのアレンジメントであるからには、アーチスト次第のショウではなく、トレンド
を発信するアレンジメントショウとしていきたい。新品種の紹介、MPSなどの環境へのこだわりを盛り込んでいく。従来の有名アーチストの起用ではなく、若手の登竜門としていく。

・「新しい商売の形が展示会の場に出て来て欲しい!」 (世田谷花き 宮西陽郎氏) 
2009年の市場法改正に向けて市場と仲卸の役割が変わる。市場取引と市場外取引、日本
産と輸入物のバランス等全てに変わっていく中で、新しいロジテックスの形を展示会の場で模
索していけたらと考える。