セミナー報告
第53回 モーニングセミナー
「日本人ですもの 和の花が好き」~366日の花個紋で覚える花の和名~
有限会社 でじまむワーカーズ 代表取締役 寺本 哲子 氏
日時 :2007年 10月9日(火)9:00~10:30
場所 :私学会館アルカディア市ヶ谷 赤城の間
家紋ではなく個人のためのマーク個紋を作成するサービス「うちの個紋」は新聞・TVでも取り上げられ人気上昇中。女性ばかり8人の会社でインターネット販売されているとのこと。今回は、「おもいをカタチに」をミッションに始められた366日の花個紋のお話をお伺いしました。 セミナーには、IFEX前の忙しい時期にもかかわらず、26名の参加がありました。
366日の花個紋ができるまで
2000年から和柄ブームが始まり、2004年からは雑誌「Grazia 」や「七緒」等で取り上げられるように和柄が顕著化されてきました。ユナイテッドアローズが目をつけたのが家紋付きのT-シャツのオーダーメイドで、若い人たちにブームとなりました。新しい感性を探していた時期にびったり合い、家紋とオーダーメイドの相乗効果に注目しました。値段や物で選ぶのではなく、あの人だったらこういうものを差し上げたいという需要。既存のものでは飽き足らなく、お誂えの文化に注目しました。当社は女性ばかり8名の社員が集まっているのですが、「家紋ってかわいくないよね!」から始まり、これからは男性的な数字・実績の時代ではなく、「こんなのがいいな!」ちょっと新しいことをしたいという時代背景から始めたのが366日の花個紋です。
奥深い花言葉 花の世界
紋章はシンボルであり、メッセージが込められていることから、花個紋にも全てメッセージを付けようと思い、考えたのが「個意ことば」。恋愛のメッセージを込めて作られたのが花言葉なので、私たちが理想とするハンサムで情熱的な女性像を描きながらひとつひとつの花個紋に個意ことばをつけました。メッセージを込めてお贈りいただきたいと思います。また、個意言葉をベースに短歌札も付けようと短歌を詠む会も社内で発足しました。お陰で若い社員の言葉の感覚も広がり、一緒にビジネスに取り組む社内のモチベーションも上がるというおまけもつきました。もうひとつのこだわりはここでしか買えないものを作ろうと。せっかく5万円もかけて花個紋を作っていただくのにシールのような簡単なものは合わないとの意見から、実際に買っていただくのならここにしか無い物を考えようと、丸い水晶印(8,500円)ができました。ブランドを守るために高価格帯を狙いながら商品展開を進めています。今後の展開としては、ブランドを大切に、和ブームに関心のある大人の女性をターゲットに商売を進めて行き、366日の花の写真を集めて、花個紋の本を出版したいと思っています。
ビジネスモデル
ではいったいどこで儲けて行くのか?コンテンツ(花紋)で先ず集客し、ブランドを作る。そして商品販売はドロップシッピング(直送)。メーカーから仕入れるのではなく、当社は商品の紹介だけして商品はメーカーから顧客へ直送する方法を採用。将来は366日の花個紋を使ったライセンス提供とコンテンツ販売を展望しています。この2~3年、大きく世の中の価値観が転換しています。ホリエモンの逮捕でお金至上主義が崩壊しました。感性の時代に代わり、今のビジネスもそれに沿ったものになって来ました。当社は今までシステム、ITの製作に力を注いできましたが、会社も大きく転換する時期だと感じます。感情で物を・サービスを売って行く。これから10年はそういう時代に向かって行くと思います。お金で買えないものを売っていく事を、会社の基本コンセプトとしていきたいと思っています。

