セミナー報告
第46回モーニングセミナー
「お店から見たお客様の心のつかみ方」
キリンアグリバイオ株式会社 マーケティング部
フラワーシーンプロデューサー 小川典子氏
種苗生産者への販売会社であるキリンアグバイオ㈱がなぜ小売にこだわるのか。 同社マーケティング部の小川氏にキリンの戦略を伺いました。
旗艦店 フロレアルの存在
今の花業界の「もの」と「情報」の伝わり方は、生産者⇒市場・仲卸⇒小売⇒消費者へ。生産者の情報は市場の評価を通じたものであり、エンドユーザーへ生の声が届くことは皆無。情報無しの商品開発はおかしいと2年前、アンテナショップ「フロレアル」が誕生した。マーケティングの最終局面は売り場。綿密なマーケティングプランを打ち出すため、その売り場でどんな商品、サービスであれば顧客が手に取るのか。どの顧客層に支持して欲しいのか。自分たちはどこの層のマーケットで戦うべきなのかを分析し先ず思い切ってターゲットを絞る。そして顧客の行動パターンや価値観を研究する。同店舗での顧客層である20代後半~40代前半のターゲットが今の花屋にどんな不満を持っているのか。不満を商品で解決できないのか。プロモーションの結果「あの店に行けばあのクオリティーのものがいつでも買える」定番を創ることができた。更に定番のボックスフラワーは、花束を持って帰るのが恥ずかしい男性に売れる事も実証された。
どうすれば来店客数が増えるのか
他の業態を研究する。 例えば「The Body Shop」。若い女性が何となく衝動買いしてしまう店にこそヒントがある。
思わず立ち止まる魅力的なディスプレイ、今お勧めのものが一目でわかる提案、店舗の入り口付近に花周りの雑貨を置くなど入りやすくするための商品構成、欲しいものがすぐ見つかるゾーニングが重要。それには、常に時代の先端のフィールド調査をし、感性を磨くことが必要。
どうすればリピート顧客になるのか
ここから先は「1に接客、2に接客」、当たり前の事をお一人お一人のためにきちんと、丁寧すぎてちょうど良い、それ以上の方法も近道もなし。
これからのキーワード
例えば「メゾン・エ・オブジェ」を見て時代の潮流を知る。今の時代、混在しトレンドカラーも1色ではないが、大きな流れやトレンド周期は確実にある。
ZEN/モダン⇒ラグジュアリー⇒ナチュラル・・へと変遷して、カラーも黒・寒色系・モノトーン⇒グリーン・白・ベージュ⇒暖色系へと変化してきている。
最後に21世紀の目がトレンドとして、「LOHAS ロハス」をキーワードとして次の花業界の変遷が示唆された。

