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コラム

小川先生のコラム

2007年2月  「東京マラソンで花贈り!」

「第一回東京マラソン」が2月18日日曜日に開催された。2万5千人のフルマラソンランナーのひとりとして、わたしも東京の目抜き通りを疾走した。お台場までの42.195kmを4時間25分で完走した。最悪のコンディションにも関わらず、沿道の応援はすごかった。一緒に走ったフルマラソン初参加の川原君(昨年度卒業の元ゼミ長)は、30キロ過ぎから沿道近くを走るようにしていた。沿道からの応援があるので、絶対に途中で止まるわけにいかなくなる。それを見越して、自分はなるべく歩道側を走ったとのことだった。ボランティアの皆さんのご支援、そして、とかく批判は多いが石原都知事の英断に感謝したい。 とはいえ、第一回の東京マラソンには、反省点がたくさあった。寒かったので、わたしも浅草付近で早くも尿意を催した(ふつうは20キロくらいまではトイレに行くことはない)。スタート後すぐの新宿ガード下で、すでに多くのランナーが連れ立って用を足していた。簡易トイレが少なすぎた。スタート時の気温は5度、トイレ待ちの間に筋肉が硬直してしまう。わたしも浅草付近のトイレに入ったが、5分ほど待たされて時間をロスしてしまった。
 給食も不足していた。30キロも走るとランナーの燃料タンクは空っぽになる。補給しないと走れないのである。しかし、あるべきはずの場所に、期待していたアンパンもバナナも置いていない。35キロまで、食べ物を何も口にすることができなかった。ペット入りのボトルウォーターも不要である。キャップをあけてくれても、ペットボトルは飲みにくい。350CCの量がそもそも無駄である。アミノバリューと同様に、コップで100cc程度を注ぐべきである。
 ところで、42キロを完走した女性ランナーには、ゴールで花束を贈るイベントが企画されていた。女性ランナーだけを対象に花を渡すことに、わたしは反対である。花の需要拡大を真剣に考えるのであれば、ゴールインした男性ランナーにこそ花を贈るべきである。長距離を走る男性ランナーはやさしい性格の人が多い。来年開催時には、産地と花屋さん団体にフル稼働していただき、男性にも花束がまわるようにお願いしたい。
 今回の「花贈りイベント」について、参加者の視点からもうひとつ問題点を指摘したい。花束を手渡しするタイミングと場所についてである。ゴールインしたランナーには、寒さよけの簡易ポンチョが手渡され、首から完走メダルをかけてくれる。しかし、花束の手渡しは、給水のさらにあとになる。劇的な演出を考えると、メダルと花束の贈呈は同時にやってほしいのである。報道カメラは、ペットボトルの手渡し風景までであった。そのあと、女性ランナーが花束を受けとる風景は追いかけてくれない。徹夜で作業してくださった関係者には頭が下がる思いではあるが故に残念に感じた。
 最後に、企画に賛同してくださった産地の皆さん、輸入商社の皆さん、花束加工と当日の手渡し配布にご協力いただいた「花贈りボランティア」の皆さん、本当にご苦労様でした。来年こそは、提供された花束がテレビに映るように演出しましょう。