セミナー, 海外情報

2011年JFMA国際セミナー

2011 年 7 月 25 日 月曜日

プログラム

■挨拶    法政大学経営大学院教授 小川 孔輔氏
■講演Ⅰ  「消費者の目線に立った花売り場の作り方」 
ミグロ生活協同組合  切り花・鉢物 カテゴリー・マネジメント部門 部長 ニコル・メイヤー氏
■講演Ⅱ  「フラワーウォッチについて ~花の流通における日持ち管理技術」
       フラワーウォッチ 代表 イェルン・ファン・デル・フルスト氏

■パネルディスカッション 「大震災後の日本の花き業界は?」
                   コーディネーター  小川 孔輔氏
  パネラー ミグロ生活協同組合  切り花・鉢物 カテゴリー・マネジメント部門 部長  ニコル・メイヤー氏

                               フラワーウォッチ 代表 イェルン・ファン・デル・フルスト氏

                                          昭和花き研究会 会長 菅家 博昭 氏
                             株式会社大田花き 業務専門店チームリーダー 宍戸 純 氏 
                                       株式会社花佳 代表取締役   薄木 健友氏

                      

概要

■発表者:ミグロ生活協同組合  切り花・鉢物 カテゴリー・マネジメント部門  部長  ニコル・メイヤー 氏
■タイトル:「消費者の目線に立った花売り場の作り方」 
■概要:

ミグロの花市場の全体の額は24,750万スイスフランとなっています。スイスの花市場は非常に成長率が低く、世界の景気不景気によるものと思われますが、それでも私たちの花のシェアをキープしており、50.5%で1位を維持しています。また、フラワービジネスでナンバー1であるだけでなく、フードビジネスでもナンバー1であることは非常に嬉しく思っております。私の担当部門のスタッフはミグロ全体で約9200人います。この中には実際の店舗の人は含まれておりません。ミグロの花のマーケティングをしている人が9200人いるということになります。販売網は、従来のスーパー、ガーデンセンター、専門用品店、DIYです。スーパーでの売上上位商品はフェアトレードのバラ、オランダのチューリップ、鉢物の蘭であります。

3つの規模のタイプの店舗を用意していますが、どの店舗でも「新鮮さ」が一番重要なことと考えています。小型店舗では、新鮮さに加えて価格も重要視しています。全体の売上の80%が国産で全店舗統一の品揃え、そして残りの20%がその地域それぞれで変えても良い商品ということになっています。

花に関する質問があるお客様に対して、非常に魅力的な答えを出せるスペシャリストを一人置いています。そして店舗内の位置についてですが、花というのは毎日の必需品ではありません。だからこそ、通行量の多い場所に花を置きます(レジを出てすぐ、スーパーに入ってすぐなど)。

 ■発表者:フラワーウォッチ 代表 イェルン・ファン・デル・フルスト氏
■タイトル: 「フラワーウォッチについて ~花の流通における日持ち管理技術~」
■概要:

フラワーウォッチは、花きの低温流通サービスを提供し、生産者、中間流通業者及び小売業者を支援している。フラワー ウォッチでは、花きの低温流通網の分析、最適化、確保を行い、システム仕様やプロトコルの開発と実行や、低温流通網のモ ニターと品質検査を行う。必要に応じて、研修やコンサルタント・サービスも提供している。顧客は、花の品質と価値を損なうこと なく、日持ち保証の水準の向上、廃棄の減少、航空輸送から海上輸送への切り替えによる商品の評価の向上を図ることが可 能になり、低温流通の優れた恩恵を享受している。

 採花からの流れ

水のバケツで1~2日キープされる。冷蔵保管される場 所は0~1℃が望ましいが、実際には4、5℃となっている。選別、包装されて、プレ クーリング0~1℃(出来ればバキューム冷却)されて出荷する。冷蔵トラック(日本製)で空港に運ばれる。オランダの空港に到着荷降ろし、プリクールされて、オラ ンダの市場に到着する。箱から出して、バケットに入れられてオークションにる。採花から市場までコールドチェーンが保たれる。

 なぜ温度が上がるか

 *環境要因    冷蔵倉庫の不具合トラックの温度管理、航空機での待機時間に温度が上がってしまう。

*花自体の発熱  花は呼吸する。呼吸の排出物として熱が発生する。呼吸により、1時間当たり1度以上の温度上昇。

荷の積み方で 鮮度も変わっていく: 航空輸送パレット  ボックスが山積み状態の場合 荷がぎっしり梱包されたボックスが山積みされた 状態では、ボックス同士が断熱され、花からの自然 発熱によって、全体の温度が徐々に上昇していく 。

 

フラワーウォッチのシステムを導入して、エンドユーザーにどのくらいの差(メリット)があるのか? 

A:実際の数字を出すのは難しい。例えば、オランダ生産者が20haで週に100万本出荷する。輸送温度が高いと20%廃棄 していた。温度管理をして1本当たりの価格差2円となると大きなコスト差となる。 4年前ミグロの仕事で、それまでチューリップ1.2%廃棄されていた。フラワーウォッチきちっとやって0~2℃で温度 管理したら0.03%の廃棄率となった。最終的には皆(生産者、FW、ミグロ)がハッピーとなった。 ジンバブエからドイツに運ぶのに日持ち6日間から10日間に伸びた例もあった大変な利益につながると思う。

 詳細は JFMAニュースにて 。会員様に、毎月会報をお送りしています。以上 


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